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鬼人正邪は、生まれついての弱者だった。絶対的な弱者だった。 喧嘩をすれば当然負けるし、下克上を企てれば計画ごと叩き潰される。 妖怪・天邪鬼として生まれてこの方、ただの一度も「勝利」を収めた事はない。 だがしかし、その代わり。鬼人正邪の心は、ただの一度も「屈した」事はなかった。 ――天邪鬼が反逆する事をやめたらおしまいだ。 ――反逆の意思が折れた時点で、天邪鬼は、概念として死ぬ。 その思い一つで。殴られ、蹴られ、地べたを這いつくばっても、鬼人正邪は立ち上がる。 その心折れない限り。何度でも、何度でも、鬼人正邪は反逆の鐘を鳴らし続けるのだ。 ◆◆◆◆ ゴッサムシティの腐敗の象徴たる貧民街。 腐臭漂うその一角で、少女を中心とした人だかりが出来ていた。 口汚い男たちの罵声と、痛烈な打撃音が、薄汚れたビルの谷間に反響する。暴行されているのは、中心にいる少女だった。 それは、富裕層に手が届かず、自分よりも下を見下す事しか出来ない街のゴロツキたちの憂さ晴らし。 「おい、聞いてんのかガキ!」 「小娘が、初めて見た時からテメーの態度は気に食わなかったんだよ!」 頭の弱そうな罵声と共に、一人の拳が少女の顔面を打ち据えた。口の中が切れて、血反吐を吐き出す。 無様に倒れ伏すしか出来ない少女の腹を、一人の足が容赦なく蹴り抜いた。肺の中の空気と共に、逆流してきた胃液を吐き出す。 身体が麻痺して動けなくなった少女の身体を、男たちは寄ってたかって蹴り始めた。 顔だろうが胴だろうが腕だろうが足だろうが、お構いなしに殴られ蹴られ、少女の身体がみるみる青痣だらけになってゆく。 それが暫く続いた所で、ふと、暴行の雨が止んだ。一人の男が、少女の黒髪を掴み上げる。 「おい、クソガキ。これに懲りたら、二度とナメた口聞いてんじゃねえぞ」 少女は――正邪は、口の中に溜まっていた血反吐を、男の顔に吐きかけた。 吐出された血反吐が男の目を刺し、男はうっ、と呻いて正邪の髪から手を離した。 「……ナメやがって、雑魚の癖に。ゴロツキ風情が粋がってんじゃねえよ」 次に罵声を飛ばしたのは、正邪の方だった。 正邪はそう言って、痣だらけのその顔でべろんと舌を突き出して、ゴロツキを睨み返すのだ。 正邪のその一言が、鎮まりつつあった男たちの火に油を注いだ事は明白だった。 そこから先は、逐一筆舌に尽くす事も憚られる程の暴力の嵐だった。 何せ此処は、腐敗しきったゴロツキの巣窟。言葉で分からないなら、暴力で訴えるしかない。 その日正邪は、自ら言葉を発する体力すらなくなるまで、殴る蹴るといった暴行を受け続けた。 だけども、男たちが正邪への暴行に飽きて立ち去るその時まで、正邪の瞳に宿った反逆の灯火はついぞ消える事はなかった。 ◆◆◆◆ 日が沈みかけた頃、路地裏から人の気配は消えていた。 この地区の治安は最悪だ。ビルの壁を凄まじい勢いで侵食してゆく緑の蔦の不気味さも相俟って、今や此処で夜を明かすのは正邪一人くらいのものだった。 どうやらこのクソのような貧困層で、クソのようなゴロツキどもの憂さ晴らしの相手をするクソのような浮浪者というのが、この街で正邪に与えられた役割らしかった。 金もなく、地位もなく、失うものなど何もない正邪にはお似合いの役割と言える。この生活だって、幻想郷で虐げられ続けてきた頃と比べてもそれ程変わりはない。 一人ぼっちで夜を明かす事だって慣れている。小人族の姫と別れてからというもの、正邪は幻想郷中を敵に回しながら、毎日こうやって夜を明かして来たのだから。 ああ、せめて反則アイテムをこっちに持ち込めたなら、あんなゴロツキにやられるだけの日々は送らずに済むのに。 無事ゴッサムに持ち込めたのは、肩に羽織っていたひらり布と、首かけていた天狗のトイカメラの二つだけだ。 最後に保護した反則アイテム――奇妙なシャブティも、何の力も示さずに未だ正邪のポケットの中で眠っている。 その他の反則アイテムは全て幻想郷に置き去りにしてきてしまった。今頃はもう、姫に回収されている頃だろうか―― (ん……?) なんて。そんな事を考えて物思いに耽っていた時、正邪はその耳で、一人の人間の足音を聞きつけた。 蔦に覆われたビルの壁に力なく背中を預けて座る正邪の双眸は、やがて現れた一人の浮浪者の姿を認めた。 此処よりも些かマシな治安をした地区に住み着く浮浪者だ。そいつは手にフランスパンを抱えて、正邪の隣に腰掛けた。 「いつもいつも大変だねぇ、お嬢ちゃん。とっとと謝っちまえばいいものを」 こうやって男が正邪に声をかけるのは、果たして何度目、何日目だったろうか。 毎日来る訳ではないが、こっぴどくやられた日にはこうして食事を持って現れる。 男は手にしたパンを半分ほど千切って、疲労のあまり徐々に姿勢がズリ落ちつつあった正邪の腹の上へ投げた。 「ほら、食えよ。腹減ってんだろ」 「いらない。お前らみたいなクズの施しを受けるなんて真っ平だ」 眼球だけをギョロりと動かして、正邪は浮浪者に一瞥をくれてやる。 大体にして、正邪は人間ではない。一日食べなかったくらいで死んだりするものか。 「あぁあぁ、そういう事言うから、ああいうゴロツキに目を付けられるんだろ」 「私はそういう生き方しか出来ないんだよ、なんてったって……――」 ――私は、アマノジャクだからな。 そう言おうとして、正邪はしかし、やめた。 この男は所詮NPC。それも、おそらくは現実世界でも浮浪者であろう救いようのないクズだ。 そんなモブのクズ野郎に、自分の素性を明かした所で一体何になる。得られるものは何もない。 「なんてったって……? 何だっていうんだよ、お嬢ちゃん」 「チッ、何でもない、忘れろ。そしてとっととどっかいけ。私を哀れみの目で見るな、胸糞悪い」 そうだ、それが正邪は気に食わない。それが何より許せない。 自分だって浮浪者だというのに、この男はちっぽけな正義感を翳して正邪を見下しているのだ。 正邪はいつだって強者に反逆し続けて来た、言わば最強の弱者だ。そこには力はなくとも誇りがある。決して折れぬプライドがある。 だから正邪は、強者が気に食わないのは当然として、自分が弱者であるという事実を享受している誇りのない弱者も同じくらい気に入らない。 誇りひとつを武器に生きてきた正邪にとって、誇りを持たない弱者などは救いようのない唾棄すべき存在なのである。 「……いつまで見てンだよ、とっとと消えろって言ってるだろ」 ふいに、浮浪者の視線に気付いた正邪は、もう一度浮浪者にガンを飛ばす。まじまじ見られるのは不愉快だ。 「いや、そういやぁ、お嬢ちゃんの左手のそのタトゥー、そういうのを探してる奴が居たのを思い出してさ」 「えっ」 ここで初めて、正邪の顔色が変わった。 男は知らないのだろうが、正邪の左手の甲に刻まれたそれは、タトゥーなどではない。 これはサーヴァントを使役する為に用いられる令呪だ。それを探している、という事は。 考えを巡らそうとしたその刹那、ビルの屋上から高速で振ってきたのは、槍を構えた男だった。 「ッ?!」 痛む身体に鞭打って、反射的に飛び退く。 正邪が座っていた場所に、槍の切っ先が突き立てられていた。 間違いない。聖杯戦争に参加するサーヴァント――ランサーによる襲撃だ。 「な、何なんだいきなり……!」 狼狽える男の背後から、今度は貧困層の路地裏には似つかわしくない、ブランド物のスーツを身に纏った若い男が現れた。 男は何処までも冷たい声で、己がサーヴァントに命令を下す。 「面倒だな……その邪魔なゴミを殺せ、ランサー」 「――……はっ」 逡巡は一瞬だった。ランサーの槍は、浮浪者の首を容易く斬り飛ばした。 あっけない幕切れだった。男の身体から鮮血が吹き上がって、その身体がドサリと崩れ落ちた。 「あっ……」 つい、反射的に伸ばした正邪の手は、何にも届かず、空虚を掴むだけだった。 「やれやれ、まさかこんな吹き溜まりの浮浪者がマスター候補とは、世も末だね」 嘲笑。 男の血で赤く濡れた、男が正邪にくれたパンを、ランサーのマスターがぐしゃりと踏み潰した。 「テメェ……ッ」 ギリリ、と。正邪の奥歯が軋む音が聞こえた。 本来ならば端正な筈の、血と痣で汚れた正邪の顔に、さっと怒りの朱が差す。 「……なんでだ。なんでそこのクズを殺した。そいつに殺される理由があったっていうなら、私にも教えてくれよ」 「………………」 正邪の問いに、ランサーは何も答えようとはしなかった。 逆らえないのだ、この下僕は。自分よりも強者である、後ろのマスターに。 その上下関係を証明するように、ランサーのマスターが歩み出た。 「おいおい、俺達は聖杯を勝ち取るために戦ってるんだ。英霊同士の戦場で邪魔になる障害物を切り捨てて何が悪い。 大体にして、こいつは役割の薄いNPCだろう。吹き溜まりのゴミ一人殺したくらいで、そこまで怒る奴があるか」 「…………ッ!」 返ってきたのは、最高に気分の悪い回答だった。 激情を堪え、眉根を寄せて、すっと目を伏せる。 ふいに、ランサーのマスターに踏み潰されたパンが視界に入った。 あのクズが寄越したクソみたいなパンは、最早潰れて原型すらも留めていない。 あっけないものだ。あの男も、あのパンも、抗うだけの力を持ってはいない。 だから、潰された。 「あァ、そうさ! 確かに奴は胸糞の悪いゴミ野郎だった。これが弱肉強食だというのなら、成程殺されるのも仕方がないと言えるだろうよ。 だがな、それは殺される理由があるならの話だ。お前らは今、この私の目の前で! 力を持たず、殺される理由もない弱者を一方的に踏み躙ったんだッ!」 それは、反逆者たる正邪にとって、何よりも許しがたい暴挙。 別に、命は尊いものだから、とか。そういう反吐が出るような綺麗事を言いたい訳じゃない。 力を持った強者が持たざる弱者を一方的に虐げる。その一点においてのみ正邪は気に食わなかった。許せなかった。 だが、言ってしまえばそれはこの世界の法則だ。 強者が繁栄し、弱者は淘汰される。そうやって人は歴史をつくってきた。 それが世界だ。世界とは、いつだってそういうものだ。 目の前の男たちは、それを体現したに過ぎない。 自分たちの正当性を主張するように、敵のマスターは言った。 「いいか? これは聖杯戦争なんだよ。皆自分の願いを懸けて戦ってる。そんな綺麗事言ってちゃ生き残れねぇぞ、お前」 「はァアア~~? 何が聖杯戦争だ、何が願いを叶える願望機だ。そんな物の為に戦うなんて、馬鹿馬鹿しくって反吐が出る!」 「……ああ、そうかい。だったら、とっととここで脱落しろよ。やれ、ランサー!」 マスターが正邪を指差し、勝利の確信に満ちた声で命令を下す。瞬間、ランサーが凄まじい勢いで飛び出した。 「クソが……ッ!」 悪態をつきながらも、槍を片手に突き進むランサー目掛けて、正邪は使い慣れた弾幕を放つ。 それを回避しようと右へ踏み込もうとしたのであろうランサーの身体が、左へと踏み込んだ。 「なにッ!?」 ランサーは自ら弾幕に飛び込み、被弾し、その衝撃で数歩後退った。 一体何が起こったのか分からなかっただろう。正邪は、ランサーの視覚の左右を鏡のようにひっくり返したのだ。 右に動こうと思えば左に動くし、左に動こうと思えば右に動く。それが正邪の「ひっくり返す能力」の真髄。 「な、なんだ……今のは……ッ!」 「チッ、何をやっている、ランサー!?」 狼狽するランサー。苛立ちを隠そうともしないマスター。 勝利を確信していた筈のマスターの声には、僅かに焦燥が入り交じっていた。 だが、悲しい事に咄嗟に発動したひっくり返す能力の効果時間は短い。 通常の感覚に戻ったランサーが、戸惑いつつも正邪に切っ先を向け直す。 その姿を見るに、ダメージらしいダメージは通っていないらしかった。 「チッ、やっぱり英霊相手に通常弾幕じゃろくなダメージも与えられねぇ。私のサーヴァント様は一体何してやがるんですかねぇ」 「サーヴァント……? なんだ、お前、聖杯戦争には興味ないんじゃなかったのか?」 「はァ? 馬鹿な事言うなよ。聖杯に辿り着く意思がないなら、こんなクソ溜めに居る意味がないだろ」 そうだ、誰も聖杯に興味がないとは言っていない。 正邪だってマスターとして戦って、聖杯まで辿り着くつもりだ。 ただし、目的が人とは少し違う。正邪がここに居るのは、聖杯に願いを叶えて貰う為ではなく。 間抜けな面で正邪を眇める二人を嘲笑うように、正邪はくつくつと笑い出した。 「ククク……私が何を考えているか、知りたいか? 知りたいよな?」 問うが、正邪は敵の回答などは求めていない。 敵が何かを口にするよりも先に、正邪はここ最近で一番の景気の良さで滔々と語り出した。 「上に立つ者が居るなら下からとことん楯突いて、見下す奴らにゃ下克上を成す。 見上げた場所に誰かが居るなら、私はそいつに反逆する。上がある限り何処までも、終わりのない反逆の鐘を鳴らし続ける!」 それが鬼人正邪の存在意義。 それが鬼人正邪の心の強さ。 そして。 「――それが、私が私であるための条件だッ!」 鬼人正邪は虐げられ続けてきた、哀れなアマノジャクだ。 何かをひっくり返す事以外に楽しみもなければ生きがいもない。 自分の存在意義を懸けて、正邪はただ反逆をする。 強者どものイデオロギーにただ反抗し続ける。 それが正邪というちっぽけな妖怪のすべて。 困惑を浮かべる二人の敵に、正邪はニタリと笑って舌を突き出した。 「フン……分からないなら教えてやろう。私が破壊すべきは、弱者どもを殺し合わせる力そのもの! 私が下克上を成すべき相手は、この聖杯戦争……ひいては、願いを叶える願望機そのものだ!」 「お前、まさか……ッ!」 ここまで言えば、敵も正邪の意図を察したのだろう。ならばこれ以上説明をしてやる義理はない。 心の内で高らかに鳴り響く反逆の鐘に突き動かされるままに。両腕を広げ、口角を、正邪は嬉々として名乗りをあげる。 「――我が名は正邪! 生まれ持ってのアマノジャクだ!」 「やれッ、ランサー! その小娘を殺せェエエッ!!」 その意味を理解しようともせず、マスターの命に従い、ランサーは再び大地を蹴った。 だけども、ランサーの槍が正邪に到達する事はなかった。それどころか、一歩も踏み出す事すらもなかった。 ビルの壁を這う深緑色をした不気味な蔦が、まるで意思を持ったようにランサーの四肢に絡みつき、その動きを封じたのだ。 「ようやくお出ましか」 にぃ、と。正邪の頬が釣り上がる。 瞬きをした次の瞬間には、正邪とランサー、両者の間に、もう一人の男が居た。 赤のシャツに黒いロングコートを纏った、年若い茶髪の男。ポケットの中のシャブティは、いつの間にか消えていた。 男はちらりと正邪に一瞥をくれた。正邪は不敵に口角を釣り上げた。 「あーあー、随分と遅いご登場ですねぇサーヴァント様ァ、私を見殺しにする気かと思ったぞ」 「フン、待たされたのはこっちだ。貴様が俺のマスターの器たる強者かどうか、見極める必要があった」 「あ? 強者? この私に対して、強者と言ったのか? 笑わせるなよサーヴァント。私はアマノジャク、最強の弱者だ! 生まれてこの方一度も勝ったことがないが、生まれてこの方一度も屈した事がない、それがお前のマスターだッ!」 強者ではなく、弱者として。それも、最強の弱者として、正邪は笑った。 金もなく、地位もなく。誇り以外に失って困るものを持たない正邪は、その誇りに突き動かされるままに嘯いた。 だが不思議と、それで見放されるという予想はしなかった。茶髪のサーヴァントは、鼻を鳴らして笑みを浮かべた。 「フン……成程。貴様は確かに『最強の弱者』だな。 その言葉を聞けたなら、ここまで待った甲斐があったというもの……!」 男は一人でニヤリと笑うと、懐から取り出した果物ナイフのついたベルトのバックルを腹部にあてがった。 瞬時にベルトが生成され、男の腰に装着される。そのベルトを装着した男は、何処までも自身に満ちた声で名乗りを上げた。 「名乗るのが遅れたな。俺はアヴェンジャーのクラスのサーヴァント――」 そして、付け足すように、低く威圧感のある声で男は言った。 「――この世界の法を憎み、巨大な力に反逆する者だ」 バナナが描かれた錠前を指でくるりと回して、男はそれをベルトに装着する。 変身、と一声掛けられると同時、錠前がベルトの果物ナイフに切り開かれた。 アヴェンジャーの頭上に、次元を割いて巨大なバナナが現れる。ベルトから流れ出るやたらとテンションの高い音声をBGMに、アヴェンジャーの頭にバナナが落下した。 変身に掛かる時間は一瞬。アヴェンジャーの身体を、赤と黄色の西洋風の甲冑が覆って、その身を『アーマードライダー・バロン』へと変化させる。 「人は誰もがみな、強くなるほど優しさを忘れていった。貴様も同じだ、ランサー」 「何……だとッ」 「貴様も騎士なら、その外道の言いなりになる事に抵抗はあった筈。だが貴様は、己が願いを優先し、異を唱える事もせず弱者を踏み躙った……!」 バロンとなったアヴェンジャーの言葉に、ランサーは歯噛みする。 されど、蔦に四肢を封じられ身動きの取れないランサーに、出来る事など何もなく。 「……せめて最期は騎士らしく、この俺の手で華々しく散らせてやる」 バロンがベルトの果物ナイフを素早く三度倒した。 その時点で、最早ランサーのマスターは勝機はないと判断したのだろう。ランサーを見捨てて一目散に逃げ出していた。 下衆なマスターを持った事がランサーの不幸。次の瞬間には、黄金色に光り輝くエネルギーの奔流に、ランサーはその身を貫かれていた。 ◆◆◆◆ 戦火の過ぎ去った路地裏に訪れたのは、いつも通りの不気味な静けさと気味の悪いじめっぽさだった。 ランサーによって殺された男が寄越したパンだったものは、今や赤黒く薄汚れたゴミとして路地裏の端を転がっている。 思い返せば、あの男は本当に胸糞悪いクズ野郎だった。男が優しい声をかける度、天邪鬼の正邪にとっては虫酸が走る思いだった。 純粋な善意でパンをくれているのなら、男の前で自分の胃袋でもブチ抜いて、その善意が私を殺すのだ! くらい言ってやりたい気持ちもあった。 だが、最終的に訪れた結果はこれだ。末期の言葉も残せずに、遺言すらも残せずに。 強者による蹂躙、その被害者があの浮浪者だった。 (クソ面白くもねぇ……ッ) 冷めた目でパンを見下す正邪の胸の内には、未だ熱い怒りの炎が滾っていた。 あの男は、正邪に恨まれこそすれ、いきなり現れた通りすがりの強者に踏み躙られる謂れなどはなかったのに。 「おい、見たか? これが力を持たない弱者の末路だ、我がサーヴァントよ」 嘲笑と共に、正邪は己がサーヴァントに一瞥をくれる。 正邪のサーヴァントは強い。ビルの壁を伝う蔦すら利用した戦いぶりに、ランサーは逃げる事すら叶わなかったのだから。 バックルからバナナを外し、人間の姿に戻ったアヴェンジャーは、さもありなんといった様子で頷いた。 「それが弱肉強食、この世界の法だ」 「気に入らねぇ。だったら、そんな法は私がブッ潰す」 「ほう。それがお前の望みか、正邪」 「……私はアマノジャク、すべてをひっくり返す者だ。 強者が弱者を踏み躙らない世界を、私がこの手で築くのだ」 それは、あの小さな姫様と共に掲げたお題目とは少し違う。 弱者を虐げ続けてきた強者に対する、正邪からの宣戦布告だった。 「だが、貴様は聖杯を破壊する為に戦うと言った」 「ああ、言ったな。聖杯ってのがどんな物か私は知らないが、奴は上から目線で願いを懸けて殺し合う連中を見下してやがる」 それがどうにも我慢ならない。力を持った者に見下されるのは、心底胸糞が悪い。 何よりも、上から目線で「願いを叶えてやる」というのが面白くない。打ち出の小槌の魔法とはその点で性質が違う。 戦って、戦って、戦って、戦って。その果てに辿り着く力が、未だ自分の上に立っているという事実が正邪は許せないのだ。 だから正邪は聖杯をブッ壊してやりたいと思った。最後に待つ絶対的強者サマの鼻を明かしてやりたいと思った。 「聖杯を破壊する為に、聖杯戦争に加担するという訳か……矛盾だな」 「何も矛盾してはいない。力を振り翳す者全てが私の敵だ。ここにはそういう奴らがわんさか居るんだろう?」 獲物を前に舌なめずりする肉食獣さながらの獰猛さを感じさせる笑みで、正邪は唇をぺろりと舐めた。 この場には、自分よりも強い奴らが蠢いている。自分よりも強い『獲物』が、ひしめき合っているのだ。 正邪の言わんとする事を察したアヴェンジャーが眉根を寄せて言った。 「貴様……まさか、自分よりも強い者、『強者』にだけ戦いを挑む気か……?」 「それが私の下克上だ。付き合いきれないか? フン、笑いたくば笑え、馬鹿だと罵るがいい。お前がやらないなら、私は一人でもやるぞ」 本心だ。姫と掲げた下克上が失敗して、幻想郷中から追われる身になったとて、正邪は下克上の野望を捨ててはいない。 たとえ一人になろうとも、やるしかないのなら、どんな手段を使ってでも下克上を成し遂げる。それがアマノジャクだ。 やがて正邪に睨め付けられたアヴェンジャーは、くつくつと笑みを漏らした。 「……いや。貴様は面白い奴だ。俺が貴様のサーヴァントに選ばれた理由が分かった」 強者に嘲笑われ続けてきた正邪だが、アヴェンジャーの笑みに、見下しは感じられなかった。 不思議な男だ。この男はもしかしたら、自分と似た性質をしているのかもしれない。そう正邪は思った。 だが、どんなに自分と似ていたとしても、互いの願いが一致しないのならば共闘は不可能。 「おい、聞かせろよアヴェンジャー。お前の望みはなんだ」 「貴様の言葉を借りるなら、下克上だ。強者が弱者を虐げるこの世界の法を俺は否定する。 俺は、この世界を破壊し、今の人間では決して実現できない世界を、この手でつくり上げる……つもりだった」 「つもりだった……?」 何かを懐かしむように、アヴェンジャーはふっと微笑んだ。 「ある男との戦いで、俺は『強さ』を知った。その男は、何度涙を流そうとも、決して折れなかった。 自分の弱さを認めながら、それでも強く、泣きながらでも進んでいく……それが俺の認めた男の『強さ』だ」 「……なんだそりゃ」 正邪ははじめ、アヴェンジャーが何を言いたいのかが分からなかった。 泣く、というのは弱者のする事だ。そう正邪は思ったが、しかし罵る気にはならなかった。 何度泣いても、折れずに前へ進んでいく。それは、まさしく何度殴られても屈しなかった正邪と同じではないか。 だとするならば、アヴェンジャーの言うその男は正邪と同じく『最強の弱者』と呼べるのかもしれない。 そんな正邪の考えを読んだようなタイミングで、アヴェンジャーは言った。 「俺はお前の中に、あの男と同じ『強さ』を見た。お前に付き合ってやるのも悪くはないと思えた」 「ならば世界への復讐はどうする? お前はアヴェンジャーだ、世界への復讐がお前の存在意義だろう」 「ああ、続けるさ。確かに俺はあの男と戦い、人は何度間違おうともやり直す事が出来るのだと知った。人の未来を信じてもいいと思えた。 だが、それでも世界の構図は変わっていない。強者が弱者を虐げ、踏み躙る、「弱肉強食」というシステムは未だ俺の敵だ」 それが反逆の理由。 だからこその『アヴェンジャー』。 ましてや、この腐り切った街はアヴェンジャーの憎む世界の縮図のようなものだ。 弱者から金を、土地を、あらゆる財産を搾り取った強者は富裕層で気楽に暮らし、その皺寄せがこのクソ溜めなのだ。 それらの話を聞いて、アヴェンジャーの事を何となく理解したような気がした。 とりあえず、扱いやすかった針妙丸と違って、このサーヴァントは自分に似て小難しいと正邪は思った。 それから一拍の間を置いて、アヴェンジャーは、ふん、と一息ついてから、滔々と語り出した。 「さっきも言ったが、俺はここ数日、貴様の行動を観察していた。そして鬼人正邪という存在を何となくだが理解した。 確かに貴様は弱い。だが、貴様の野望には、俺が力を貸すに値する『強さ』がある。その『強さ』に、俺は懸ける」 「お、おう。そうか……変なやつだな、お前」 困惑する。何となく褒められているような気がして、正邪は気分が悪かった。 正邪は天邪鬼だ。罵られ、嫌われる事を喜び、人に喜ばれると自己嫌悪に陥る。そういう嫌な奴なのだ。 ……と、そこでふと、正邪はひとつの違和感に気付いた。 「っていうか! ずっと見てたのならとっとと出てこいよ!? 何度クソみたいなゴロツキに殴られたと思ってるんだ!」 「そうだ、それがお前の『強さ』だ。何度殴られ蹴られようとも、貴様の心は折れなかった。ただの一度も屈しなかった……!」 それに続く言葉は、まるでおかしなものでも見るような笑いと共に。 「そして挙句の果てには自分が殺されるかもしれないという状況で、あの啖呵だ。だから俺は、貴様を俺のマスターに値する存在だと認めた」 さっき言っていた、アヴェンジャーの認めた男と同質の強さがあるから。 それでようやく納得した正邪は、そうかよ、と一言。もう自己紹介も十分とばかりに、踵を返して、歩き出す。 だが、笑みと共に語られる言葉は、そこまでだった。 「待て」と。アヴェンジャーの刺すような言葉が正邪の後ろ髪を引く。 振り返った正邪に、アヴェンジャーは、その力強い双眸をきっと尖らせて、正邪に向き直る。 「最後に一つだけ聞かせろ、正邪」 「なんだよ」 「聖杯に下克上を成すという貴様の願いは分かった。だが、聖杯の力なしに、どうやって世界を変えるつもりだ。アテはあるのか」 「さてねぇ……アマノジャクってのは悲しい種族でね。反逆する相手がいないと存在意義も示せないんだよ」 正邪の言葉の意味を察したアヴェンジャーが、眉を潜めた。 「……貴様、永遠に戦い続けるつもりか?」 「少なくとも、生きている限りは反逆を続けるだろうな」 「もしも貴様の望む下克上が成し遂げられ、戦う理由がなくなった時はどうする」 「その時は、その時だ。今度は今まで強者だった奴らに力を貸してもう一度下克上を成し遂げるか…… いや? 私の望む下克上が成った時点で、もう私の居場所はこの世界にはないのかもしれない。だったら大人しく死ぬさ。下克上を成し遂げて死ぬのなら、悪くない」 何となく、そんな予感めいたものがある。 アマノジャクとは、下克上を成す事で自分の存在意義を確立する生き物だ。 下克上の相手もなく、反逆する甲斐もない世界に、アマノジャクの存在意義などはない。 だから正邪は、その最後の瞬間が訪れるその日まで、きっと世界に抗い続けるのだろう。 「馬鹿な奴だ」と一言漏らしたアヴェンジャーは、正邪を追い越し、歩き出した。 路地裏に吹き込んだ風がアヴェンジャーのコートを揺らす。正邪もまた、アヴェンジャーと共に表の世界へと歩み出した。 ここからが下克上の始まりだ。 もう日の当たらない世界で、虐げられるだけの弱者で終わりはしない。 今度こそ、この世界に下克上を成し遂げるのだ。そんな決意を胸に、鬼人正邪の戦いは始まった。 【クラス】 アヴェンジャー 【真名】 駆紋戒斗@仮面ライダー鎧武 【ステータス】 筋力:E 耐久:D 敏捷:E 魔力:C 幸運:D 宝具:A 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 下克上:B+ 自身よりも強大な力に戦いを挑む、抗う者に与えられたスキル。 相手との実力差や人数差、また、一度敗北した相手と戦闘をする場合など、 不利な状況・条件での戦闘を続行する場合、ステータスに補正が得られる。 【保有スキル】 勇猛:B 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 カリスマ:C- 軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。 駆紋戒斗の場合、国家運営は出来ないが、弱者を率いて強者に立ち向かう際に真価を発揮する。 森羅の君主:A 果実の呪いを乗り越え、ヘルヘイムの植物を自在に操る能力。 また、同じスキル同士が激突した場合、ランクの高い方が植物の支配権を奪う。 魔力放出:A+ 『弱者が掴みし叛逆の真理(ロード・バロン)』解放時にのみ発動可能。 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。 また、膨大な魔力を掌から放つ事で敵の武器を受け止め、それが強力な加護のない通常の武器であった場合、判定次第で破壊する事も可能。 【宝具】 『乱世を切り拓く騎士の鍵(戦極ドライバー)』 ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 特定のロックシードを使用する事で、『アーマードライダー・バロン』への変身を可能にする宝具。 主にバナナロックシード、マンゴーロックシードを用いて変身出来る二つの形態を使い分けて戦う。 バナナアームズでは槍型の武器、バナスピアーを。マンゴーアームズではメイス型の武器、マンゴパニッシャーをそれぞれ使用する。 他のロックシードがあればアームズチェンジする事は可能だが、アヴェンジャーが所持しているロックシードは上記の二つのみである。 『覇道を往く創世の鍵(ゲネシスドライバー)』 ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 レモンエナジーロックシードを使用する事で、『アーマードライダー・バロン』への変身を可能にする宝具。 従来のバロンよりも全体的なスペックは底上げされているが、筋力・耐久の面でのみマンゴーアームズに劣る。 両端の刃で接近戦を、弓矢として遠距離戦を。遠近両用の弓矢型の武器、ソニックアローがこの形態の主な兵装。 他のロックシードがあればアームズチェンジする事は可能だが、アヴェンジャーが所持しているロックシードはレモンエナジーのみである。 『弱者が掴みし叛逆の真理(ロード・バロン)』 ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:A 耐久:B 敏捷:B+ 魔力:A 幸運:D 宝具:A 禁忌の果実を口にし、ヘルヘイムの呪いをも跳ね除けたアヴェンジャーの最後の姿。 人を越え、オーバーロードとして覚醒した力を解放し『ロード・バロン』へと変身する。 その力はロックシードを用いて変身する他の形態とは一線を画する。使用する武器は大剣「グロンバリャム」。 【weapon】 バナナロックシード バナナを象ったロックシード。 戦極ドライバーに装着する事で、アーマードライダーにバナナアームズを装着させる。 ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:C 幸運:D 宝具:C マンゴーロックシード マンゴーを象ったロックシード。 戦極ドライバーに装着する事で、アーマードライダーにマンゴーアームズを装着させる。 ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:B 耐久:B 敏捷:D 魔力:C 幸運:D 宝具:C レモンエナジーロックシード レモンを象ったエナジーロックシード。 ゲネシスドライバーに装着する事で、アーマードライダーにレモンエナジーアームズを装着させる。 また、ゲネシスコアを装着した戦極ドライバーにも対応しているが、アヴェンジャーは使用できない。 ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:C+ 耐久:C+ 敏捷:B 魔力:C 幸運:D 宝具:B 【人物背景】 チームバロンの元リーダー。20歳。アーマードライダーバロンに変身する青年。 幼少期に大企業・ユグドラシルコーポレーションによって、実家の町工場を潰されており、それ以来社会に対し強い反骨心を抱き始め、 「弱者が一方的に虐げられる世界」を否定し、その社会の破壊と、新世界の想像を目指すようになった。 傲慢不遜な性格をしているため、敵を多く作っている反面、メンバーや仲間達からは強い信頼を得ている。 常に自分の中にある「強さ」と「弱さ」という哲学に従って行動しており、「強者」と認めた者は強く評価し力を貸すが、「弱者」に対しては強い嫌悪感を持って接する。 その人生哲学の根底にあるのは、幼少時代、工場を失った重みに耐え切れず狂って行き、挙句の果てに自殺した父と、見ているだけしか出来なかった弱い自分という苦い記憶である。 上記の理由から、いかな苦境にも屈しない強靭な精神力の持ち主であり、たとえ自分よりも協力な存在相手であろうと恐れずに立ち向かうため戦績自体は奮わないものの、 多人数のアーマードライダーを指揮した戦闘では類稀なる統率力を見せる。 終盤では、他の邪魔者を排除し、天下へと至りつつあった戦極陵馬によってゲネシスドライバーを破壊され、あわや敗北の窮地にまで追い込まれたが、 それでも屈しない事を選び、その場に生えていたヘルヘイムの果実を口にし、戦極陵馬の理解を越えた超常の存在、オーバーロードへの覚醒を果たした。 最期は互いの死力を尽くして同じくオーバーロードと化した紘汰との決戦に挑むが、すんでのところで敗北。戒斗は結局「弱肉強食」という世界の法則こそ破壊できなかったものの、 人は間違ってもやり直すことが出来るのだと信じて未来に希望を託し、紘汰の「強さ」を認め、その腕の中で安らかに逝った。 【サーヴァントの願い】 生前、戒斗がついぞ叶えられなかった「弱肉強食」という法に反逆する正邪に付き合って、その夢を見届ける。 【マスター】 鬼人正邪@東方輝針城 【マスターとしての願い】 聖杯戦争と願望機、この街に蔓延るあらゆる「強者」に下克上を成す。 聖杯が現れたなら、その聖杯すら破壊して、世界への反逆を続ける。 【weapon】 ひらり布 打ち出の小槌の魔力を秘めた布。マントのようにして肩に羽織っている。 小槌の魔力を発動し、ひらり布に身を隠す事であらゆる攻撃から身を守ることが出来るが、これを纏っている間身動きが取れない。 一度使用すればひらり布自体に小槌の魔力が充填されるまで数時間は使用不可となる。 天狗のトイカメラ 打ち出の小槌の魔力を秘めたトイカメラ。紐で首にかけている。 小槌の魔力を発動してシャッターを切れば、写真に撮影した弾幕を切り取って消滅させる事が可能。 ただし、消滅させられるのは質量を持たない遠距離攻撃、もしくは銃弾のような質量の小さい遠距離攻撃に限る。 オートフォーカスで自動巻き上げ式。一度に三枚まで撮影出来るが、一度規定数を使い切ればカメラ自体に小槌の魔力が充填されるまで数時間は使用不可となる。 【能力・技能】 何でもひっくり返す程度の能力。 相手の視覚の上下・左右、もしくは、相手の感覚の上下・左右を入れ替える。 だが、そう長時間の入れ替えは出来ず、三騎士のような戦闘慣れした者が相手ならば、僅かな時間稼ぎにしかならない。 また、幻想郷の住人なので飛行と、弾幕の発射が可能。持っている道具含めて、基本的に遠距離弾幕戦で力が発揮されるものが多い。 【人物背景】 逆襲のあまのじゃく。 東方輝針城における5面ボスであり、道具が付喪神化し普段無害な妖怪まで暴れ出した百鬼夜行異変の黒幕。 人が嫌がることを好む、人を喜ばせると自己嫌悪に陥る、人の命令は絶対に聞かない、得をしても見返りは与えない、嫌われると喜ぶというまさに天邪鬼な性格。 強者が支配する安定した幻想郷をブチ壊し、弱者がものを言う世界に変えるという大きな野望を持って行動を起こす。 だが、正邪自体は虐げられる側の弱小妖怪であり、下克上を成し遂げるだけの力など無かった。 そこで目を付けたのが、小人族の末裔「少名針妙丸」の持つ秘宝「打ち出の小槌」である。 持ち主でありながら打ち出の小槌の概要をよく知らなかった針妙丸に「小人は幻想郷の妖怪達に屈辱を与えられた」という嘘の歴史を吹き込み、 更に打ち出の小槌の魔力の代償の事を教えずに針妙丸に使わせ、挙句の果てには異変解決後は針妙丸を捨てて逃げるなど、目的の為ならば手段は選ばない性格である。 終いには幻想郷の秩序を重んじる妖怪たちに懸賞金まで懸けられ、不可避の弾幕で襲い来る幻想郷中の追手から逃げ続ける事になる。 小槌の魔力が僅かに残った「反則アイテム」を駆使して今も逃げ続けている正邪だが、正邪本人はそれを手に再び世界をひっくり返すつもりである。 正邪が反逆をするのは天邪鬼という種族ゆえであって、反逆する事をやめた時、ひいては存在意義を示せなくなった時、意味といて妖怪・鬼人正邪は死んでしまう。 まさしく命を懸けて反逆し続けるしか出来ない哀れな種族と言えよう。 【基本戦術、方針、運用法】 強者と思しき敵を狙って倒す。慣れ合いをする気はない。 そして最後に現れた願望機を破壊する事で、聖杯戦争への下克上を完了とする。 両者共に協調性はないため、会ったばかりの他チームと素直に同名を組むのは難しい。 だが、巨大な敵に挑むため、散り散りの戦力を集めて戦う場合は、戒斗の統率力と 正邪の話術も相俟って、上手く連携の取れたチームを結成する事が出来ると思われる。 ただし、目的こそ一致しているものの、卑劣な手段を嫌う戒斗と、手段を選ばない正邪とでは選択するやり方が大きく違う。 戒斗という戦闘手段がある以上、正邪の二枚舌に出る幕はないかもしれないが、作戦の練り方には気を付けなければならない。 【参戦方法】 幻想郷で逃げ回っている最中、打ち出の小槌の魔力が残ったシャブティを発見。 まだ見ぬ反則アイテムだと思い保護した正邪だったが、それは聖杯戦争への参加証だった。 【令呪】 左手の甲に刻まれている。中心から三方向へと伸びた矢印型。
https://w.atwiki.jp/akiha_ikebukuro/pages/27.html
2013/9/18に、[ハッピー☆ジーニアス]池袋晶葉ちゃんの「ローディングキャラ」が追加されました! 「ローディングキャラ」は、対象アイドルの「肩書」をプロフィールに設定すると、新お仕事演出に登場することがあります。 (↑公式コメントからの抜粋) お仕事中画面 こんな風に動きます
https://w.atwiki.jp/jwe2008cc/pages/66.html
クラブ名:Reading FC 本拠地:レディング スタジアム:マデイスキー・スタジアム(24,225人) オフィシャルサイト:http //www.readingfc.premiumtv.co.uk/ Ps 08 08-09 09 名前 CF 9 9 9 - ドイル →ウォルヴァーハンプトン(ENG) CF 24 24 24 9 ロング CF 12 -- 17 - キットソン →←→ストーク・シティ(ENG) →ミドルスブラ(ENG) CF 43 -- -- - イルガソン →←イーストボーン・ボロ(ENG) →ヴァルー・レイキャヴィク(ISL) CF + -- 8 - リタ ←チャールトン(ENG) ←→ノーリッジ(ENG) →ミドルスブラ(ENG) ※未収録 WG + 11 11 10 ノエル ハント ←ダンディー・ユナイテッド(SCO) ※未収録 CF + 12 -- -- ムーニー ←コーク・シティ(IRL) →←ノーリッジ(ENG) →チャールトン(ENG) ※未収録 CF + 35 18 チャーチ ←レイトン・オリエント(ENG) ※未収録 CF ++ 23 ラシャク ←サウサンプトン(ENG)←ワトフォード(ENG) ※未収録 CF + 32 ヴァシレフ ←昇格 ※未収録 CMF 15 15 15 -- ハーパー →シェフィールド・ユナイテッド(ENG) SMF 10 10 10 - ハント →ハル・シティ(ENG) SMF 17 17 - コンベイ →サンノゼ・アースクウェイクス(USA) DMF 6 6 6 6 グンナルソン CMF 28 7 7 8 マテヨフスキー CMF 20 -- - ファエ →OGCニース(FRA) SMF 11 - オスター →クリスタル・パレス(ENG)→ドンカスター(ENG) SMF 7 -- 52 - リトル →←→ポーツマス(ENG) →シェフィールド・ユナイテッド(ENG) SMF 42 30 -- -- ボザニッチ →←ウォキング(ENG) →チェルトナム(ENG) SMF 30 14 14 14 ジミー ケベ CMF + 21 21 20 カラジャン ←ミルウォール(ENG) ※未収録 SMF + 27 -- -- ヘンリー ←ノーリッジ(ENG) →ミルウォール(ENG) ※未収録 WB + 40 40 - ヘイトリー ←昇格 →マザーウェル(SCO) ※未収録 SMF ++ -- 19 ロブソン=カヌ ←サウスエンド・U(ENG) →←スウィンドン・タウン(ENG) ※未収録 SMF + 37 7 タッブ ←コヴェントリー・シティ(ENG) ※未収録 CMF ++ 25 シグルドション ←クルー・アレクサンドラ(ENG) ※未収録 SMF + 34 ブライアン ハワード ←シェフィールド・ユナイテッド(ENG)←バーンズリー(ENG) ※未収録 SMF + 11 マッカナフ ←ワトフォード(ENG) CB 16 16 16 16 イングマルソン CB 4 4 4 4 カリファ シセ SB 2 2 -- - マーティー →←チャールトン(ENG) →サウサンプトン(ENG) SB 3 - ショーリー →アストン・ヴィラ(ENG) CB 5 - ソンコ →ストーク・シティ(ENG)→ハル・シティ(ENG) CB 29 29 29 - デュベリー →ウィコム・ワンダラーズ(ENG) CB 22 23 23 - ビケイ →バーンリー(ENG) SB 23 - デ ラ クルス →引退→バーミンガム(ENG) SB 19 22 22 -- ローゼナイアー →イプスウィッチ(ENG) SB 33 33 -- - ゴルボーン →←オールダム(ENG) →エクセター・シティ(ENG) SB + 3 3 3 アームストロング ←シェフィールド・ユナイテッド(ENG) ※未収録 CB + 18 -- - ソジェ ←チャールトン(ENG) →←リーズ(ENG) →チャールトン(ENG) ※未収録 CB + 26 26 26 アレックス ピアース ←ノーリッジ(ENG) ※未収録 CB + 42 42 22 ジュリアン ケリー ←昇格 ※未収録 CB + 5 マシュー ミルズ ←ドンカスター(ENG) ※未収録 CB + 35 カミングス ←チェルシー(ENG)←WBA(ENG)←チェルシー(ENG)←MKドンズ(ENG) ※未収録 SB -+ 24 バートランド ←チェルシー(ENG)←ノーリッジ(ENG) ※未収録 SB -+ 48 オデア ←セルティック(ENG) GK 1 1 1 - ハーネマン →ウォルヴァーハンプトン(ENG) GK 32 32 32 1 フェデリーチ GK + 36 36 -- ミケル アンデルセン ←トーキー・ユナイテッド(ENG) →ブリストル(ENG) ※未収録 GK ++ 21 ハマー ←ブレントフォード(ENG) ※未収録 フォーメーション 選手エディット リタ LITA 【適性】★CF 両サイド 【国籍】イングランド 【基本】23歳 右利き A/1/1/1/1 早期・持続型 【顔】 【体】170cm 75kg 体型5 【能力】80/31/85/81/85/82/78/78/75/84/65/63/62/68/75/78/85/ 63/58/67/82/76/80/64/50/63 4/5/5 【特殊】ドリブラー、ストライカー 【所属】07-08 レディング(ENG)→チャールトン・アスレティック(ENG) 08-09 レディング(ENG)
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アベンジャーズのハルク、アイアンマン、キャップ、ソーにそっくりな力を持った4人を中心とする若手ヒーローチームが初出。 ディスアセンブル後、初登場した。 チルドレンクルセイドで一時解散することになった。実はチルドレンクルセイドはアベンジャーズのタイトルで、ヤング・アベンジャーズのタイトルではない。 そのためチームを組んでいた期間は短め。しかしその間に征服者カーン撃退、スクラルとクリーの争い、シビル・ウォー、Dr.ドゥームとの戦いなど戦歴としてはかなりのものを行っている。 シビル・ウォーでは、S.H.I.E.L.D.に襲われ危機に陥ったランナウェーズを、命令を無視して「保護」。洗脳されたノー=バーに襲われ、ランナウェーズと共闘した。 その後、キッド・ロキが、ウィッカンが将来偉大な魔術師になることを警戒、アメリカ・チャベスを呼んでウィッカンを殺害しようとする。チャベスは内心逆にウィッカンを守ることを決意。キッド・ロキが中心になり、ゲイカップルのウィッカン&ハルクリング、アメリカ・チャベス、ケイト、当時ケイトの恋人だったノー=バーが参戦し、ヤング・アベンジャーズが再始動。 さらにスピードと知り合いになったプロディジーが、パトリオットの姿をした謎の存在により失踪したスピードを求めて、ヤング・アベンジャーズに参加。 ゲイの二人に加え、ノー=バーとプロディジーがバイセクシャル、アメリカ・チャベスがレズビアンで、ストレートなのはケイトだけという構成。しかもケイトもチャベスから「お姫様」と呼ばれ「熱い眼差し」で見られていた。 主要メンバー アイアンラッド(アイアンマン似)スタチュアを生き返らせる為、様々な時間へ旅立った【離脱】 パトリオット(キャップ似)チルドレン・クルセイド後に【離脱】 アスガーディアン(改名)→ウィッカン(ソー似→スカーレットウィッチ似にポジション変更) ハルクリング(ハルク似) スタチュア(アントマン&ジャイアントマン似)【死亡のち復活】→スティンガーに名前を変更。 ホークアイ(ケイト・ビショップ)(初代ホークアイ似) スピード(クイックシルバー似)ヴィジョンの「計画」で発見【途中参加】 ヴィジョン(アイアンラッドからの、新しいボディと人格の本物)アイアンラッドに【破壊】された。 スタイル>サブスタンス期メンバー キッド・ロキ(少年版のロキ) ミズ・アメリカ(アメリカ・チャベス) プロディジー(デイビッド) マーベル・ボーイ(ノー=バー) スピード→早々に失踪
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分類:ねんりきポケモン タイプ:エスパー 高さ:1.5m 重さ:48.0kg 特性:シンクロ(どく、まひ、やけど状態にさせられると相手も同じ状態異常になる) せいしんりょく(怯まない) 隠れ特性:マジックガード(攻撃以外ではダメージを受けない) りょうめを とじると ぜんしんの かんかくが いっそう とぎすまされ さいこうの のうりょくが だせる。 任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。第1世代から登場している。 超能力ポケモン・ケーシィの最終進化系で、額の星マークや腹部の縦波の模様の消失(実は『初代』のドット絵ではユンゲラーも額のマークが無かったのだが)、 尾の退化など、進化前のユンゲラーよりも無駄の無い外見・体格になっており、体重も減っている。 一方で両髭は長く伸びており、スプーンも両手に2本を持つようになった。 なおこれらのスプーンは、フーディンが超能力により生み出したものと言われている。 脳細胞は死ぬまで無限に分裂を続け、結果知能指数5000という頭脳を持つに至った。わざは4つまでしか覚えておけない癖に 発達した頭脳はスーパーコンピューターをも上回る処理速度と、生まれてから体験した世界の出来事全てを覚えておける記憶力を兼ね備え、 あらゆる超能力を自在に使いこなすと共に、計算によって戦いを有利に進め相手を倒す。 一方で、強い超能力と高い頭脳と引き換えに全身の筋力は非常に弱まっており、筋力ではなく超能力によって体を動かしている。 特に脳が分裂を繰り返し頭が重くなっている結果、頭部を首の筋肉だけでは支えきれないため、頭部の保持にも超能力が必要。 名前の元ネタはケーシィ(予言者エドガー・ケイシー)、ユンゲラー(超能力者ユリ・ゲラー)同様、 実在の奇術師で「脱出王」ハリー・フーディニ(Harry Houdini)とされている (あるいはそのハリー・フーディニの芸名の由来である「近代奇術の父」の異名を持つロベール=ウーダン(Robert-Houdin)かもしれないが)。 未来予言者からスプーン曲げの超能力者、そして脱出芸の天才とはいえ手品師と、 名前の元ネタの人物の能力がランクダウンしていってるように思えるかもしれないが、 フーディニはその経験や知識から預言者や降霊術師、超能力者を名乗る人間のトリックを暴く「サイキックハンター」もやっていたので (なお本人曰く「オカルトが嫌いなわけではない。本物に会いたいだけだ」との事。…また偽物だったよ)、 前2者では敵わない(トリックを見破られてしまう)存在と考えるなら相応しい名前ではある。 海外では現在も奇術師の代名詞というイメージらしく、アドベンチャー要素の強い傑作FPS『バイオショック』でも、 中盤以降に出現する透明化する上に火あるいは氷を操って攻撃してくる強敵がフーディーニの名を冠している。 『仮面ライダーゴースト』でも、ライダーの変身形態の一つである「フーディーニ魂」の力の源である偉人として扱われており、 日本の若年層に対する知名度もそれなりに上がったものと思われる。『ゴースト』は全力で降霊術師ネタをやっているのは気にするな! 最近では成田良悟氏原作の漫画『デッドマウント・デスプレイ』の「怪人ソリティア」こと雪車村天鴉(そりむら てんあ)が、 「厄ネタ」と呼ばれる常識外れの事件を起こす犯罪者の内の一人で、卓越した奇術師でありながら「本物のファンタジーの存在」を信じ、 それ故に他の「厄ネタ」が使うファンタジー紛いのトリックを見抜いてみせるというフーディーニを思わせる設定で登場している。 なお同作の主人公はファンタジー世界から異世界転生してきた種も仕掛けもない本物の魔術の使い手であり、 彼の魔術を目撃した時はこれ見よがしに喜ぶのであった。フーディーニも本物に出会えたらこんな風になったんだろうか また、変わった所ではアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『ラスト・アクション・ヒーロー』では、 作中の最重要アイテムの制作者として奇術師を演じていた本物の魔法使いだったという設定で登場していた事もある。 (以上、Wikipediaより一部抜粋・改変) 原作中の性能 HP:55 攻撃:50 防御:45 特攻:135 特防:85→95 素早さ:120 高い特攻・素早さと貧弱すぎるHP・防御を持つ典型的な「やられる前にやる」紙耐久特殊アタッカー特化なポケモン。 初登場作品の第1世代の頃はエスパータイプ自体が優遇されていた事もあり、大会でもよく使われる強力なポケモンだった。 それ以降は飛び抜けた強さこそ無いが、技や仕様の変化によって戦法を増やして変化させつつ活躍している。 技としては対戦では初登場時から使われた超能力攻撃である「サイコキネシス」や体力回復技の「じこさいせい」、 第3世代で新たに習得した自分の能力を上昇させる「めいそう」等が使われてきたため印象的だろう。 サブウェポンは世代ごとの環境や仕様に応じて変化し「かみなりパンチ」などの3属性のパンチや「シャドーボール」などが使われてきた。 対戦では使われないが、エスパータイプの攻撃技である「ねんりき」「サイケこうせん」「みらいよち」なども覚える事ができる。 第6世代では、メガシンカできるポケモンの1体として選ばれている。 + 原作での強さの変遷の説明 初登場作品である『初代』では、エスパータイプの弱点であるむし、ゴーストの技が少なかった上に、 弱点であるはずのゴーストタイプの技が無効化されてしまう事や、むしタイプの技の低火力、 エスパータイプの攻撃が同じタイプでない限り半減されない環境だった事要因でに加えて、 とくこうととくぼうが第一世代では同ステータスにされており、対とくしゅに対する防御力も非常に高かったのだが、 この時代はまだタイプ毎に物理と特殊判定は分かれており、環境のポケモンは悉くとくしゅの攻撃をメインウエポンとしており、 ノーマルや地面といったものを主軸としてるのはケンタロス位だった事も追い風となり、HPは非常に低いが意外と耐える場面が多かった。 そのためメインウェポンである「サイコキネシス」を中心としたエスパータイプの技だけでもごり押しで勝てるため、上記の短所が目立たないくらい強く、 禁止級を除けば最強格のポケモンの1体だった。 しかしながら、ケンタロスには運ゲーを通せなかったら一撃で落とされる点や、 ゲンガーと違いマルマインに1:1交換の対象になってしまう事や凍ってしまう事、スターミーの技の幅広さ等と比べられ、 「強い事は確かだがあと一声が足りない」という最強争いの中で生まれる悩みが足を引っ張り、 初代全国大会『ニンテンドウカップ'97』の優勝者のパーティにもフーディンの姿は無かった。 また、「進化条件が通信交換」という仕様上、GTS(オンライントレード)などという便利な物が無い状況で、 当時の多くのぼっちプレイヤー達が入手出来ず涙する事に…。 とはいえ進化前のユンゲラーもそれなりに強く、フーディン等過去に大会で使用されたポケモンが禁止扱いになった'99カップでは、 代用としてユンゲラーを使用するプレイヤーも少なくはなかった。 ライバルが使用する一体でもあり、最終決戦ではその強さと「じこさいせい」による厄介さは多くのプレイヤーを苦しませた。 続く第2世代ではエスパーに無効化・耐性を持つあく・はがねタイプの登場で前ほどの猛威は無くなったが、 この頃は新たに取得した3色パンチがまだ特攻依存のため、サブウェポンの豊富さからアタッカーとしては相変わらず脅威だった。 第3世代では、特攻・特防をそれぞれ1段階上昇させる積み技「めいそう」が新たに追加された。 この技はフーディンとのマッチングが極めて高く、後の世代でも多用される積みアタッカーとしての地位を確立させたと言える。 一方で、物理の紙耐久を逆手にとって、物理ダメージを倍返しにする「カウンター」を利用した戦術も考案されるなど、 戦術性に富んでいた。加えて、新たに追加された概念「特性」も使い勝手を磨くのに一役買った。 メインで使用される特性「シンクロ」は相手の状態異常攻撃を牽制できる上に、 エメラルド以降は先頭に置くと同じ性格のポケモンが出やすくなるため、捕獲要因としても重宝された。 「せいしんりょく」?ピンポイントすぎてねこだましの強いダブル以外需要無かったよ だが、第4世代の頃から徐々に火力がインフレし始めた影響で、メインウェポンが威力90の「サイコキネシス」であるフーディンは、 単純なアタッカーとしては使いづらくなり始める。また、この世代から3色パンチが物理依存になったのも痛手となった。 また、相手が攻撃技を選択した際に先攻を取れる「ふいうち」を始めとした先制技の増加で「素早さが高いのに気軽に攻撃出来ない」ジレンマも抱える事に。 しかし、第4世代で特殊依存になった「シャドーボール」や、苦手な悪・鋼に対抗するサブウェポン「きあいだま」、 高確率で特攻を上昇させる「チャージビーム」、最大威力120の「くさむすび」など、相変わらずサブウェポンの攻撃範囲は広い方だった。 そこから「めいそう」に加えて、マヒ状態にする「でんじは」、道具を入れ替える「トリック」、相手の行動を縛る「アンコール」など、 補助技を中心とした搦め手による戦い方にシフトし始めた。 第5世代では、新たに夢特性「マジックガード」を取得。状態異常や宿り木などでダメージを受ける事が無いなど、 耐久面が強化されただけでなく、持ち物「いのちのたま」を持たせる事で火力を底上げできるようになった。 この「いのちのたま」は火力を上げる代わりに攻撃する度にダメージを受けてしまうデメリットを持つ道具だが、この特性の仕様上、 相手からの攻撃ダメージでない「いのちのたま」のダメージはカットされるため、実質ノーコストで火力を上げられるのである。 一方で、相手が攻撃した技を封じる「かなしばり」の命中率が100になった事で、素早さの高さを活かして、 「まもる」「みがわり」で防いだ攻撃を「かなしばり」で封じる戦術にも注目が集まるなど、補助技も強化された。 これらの要素により、新参ポケモンや新規進化によるインフレが進む中で、 純粋な初代出身ポケモンとしては数少ない、まだ第一線で活躍できる存在であり続けた。 第6世代『X・Y』では種族値が見直され、特防が10上昇した他、苦手なあくタイプ及び厄介なドラゴンタイプに対抗できる、 フェアリータイプのサブウェポン「マジカルシャイン」を取得。 他にも、新たに追加されたタマゴ技「サイコシフト」により、「マジックガード」とのコンボで、 「かえんだま」で状態異常になった後で、やけど状態を相手に押し付けて攻撃力を下げ、 紙耐久をカバーするという荒技を使用できるようになった。 『Pokémon LEGENDS アルセウス』では、時空の歪みで野生の個体が登場する。 メガフーディン HP:55 攻撃:50 防御:65 特攻:175 特防:95 素早さ:150 特性:トレース(相手と同じ特性になる) きんにくと ひきかえに フーディンの しんの ちからが かいほう された。 サイコパワーで すべてを みとおす。 頭部の形状が五芒星から六芒星に変化し、所持するスプーンの数も一気に増えた。 メガシンカにより、主に長所をさらに尖らせた性能になっている。特に特攻の高さは全ポケモントップクラスである。 特性のトレースは相手の強力な特性をコピーできる有効性を持つ反面、デメリットしかない特性でも構わずコピーしてしまう欠点を持つ。 だが、遺伝技「スキルスワップ」で、その外れ特性を相手に押し付ける事もできるため、一概に役に立たないとは言い切れない。 メガシンカの使いどころに気をつけながら使用したい。 ちなみに、メガシンカ時の種族値は一律100上昇するが、メガフーディンのみ90である。これは第6世代で特防が10上昇したのを開発者が忘れたからという噂 第7世代では、他の連中に遅れる形でメガシンカ時の特防が10上昇されている。やはりミスだったか 加えて、メガシンカターンにメガシンカ後の素早さが適用されるようになったのも素早さ150のメガフーディンにとって追い風。 さらにVC版が解禁されたことで、それまで不可能だったマジックガード持ちへの「カウンター」搭載が可能になった。 + メディアミックスでのフーディン 『ポケモン不思議のダンジョン赤(青)の救助隊』では登場人物の一人であり、 リザードン、バンギラスとチームを組む、作中唯一のゴールドランクの救助隊のリーダーでもある。 他の登場する救助隊と違って彼等と戦う機会は無いが、条件を満たした時に彼に話すと行けるダンジョンもあり、 話しかける機会は少なくないだろう。 また、レベル1で挑まなければならない一部の99Fダンジョンにおいては、 全モンスター中ぶっちぎりトップの初期ステータスを持つ。その能力は尋常ではなく、 大半のモンスターが99Fダンジョンをクリアした時点のステータスに匹敵する反則的なレベル。 Lv1ダンジョンの三強と呼ばれ圧倒的に使用率が高い。 さらに初期技の移動技のテレポートも非常に強く、これを使い即降りを繰り返すだけで踏破できてしまう。 ただしこの作品は進化したポケモンの方がレベルアップが遅い上にレベルアップしてもステータスが伸びず (故に御三家等の第一形態はステータスの伸びがいいので選ばれる理由になっている)、 ついでに攻撃力がステータスよりもレベルに影響されやすいので、圧倒的に高い攻撃初期値があっても実は火力が低い。 だが、それは固定ダメージを与えるゴローンの石ややつあたりの技マシンなどで補う事も出来るため、あまり気にならない。 『ポケモン+ノブナガの野望』ではユンゲラーと共にカネツグ(直江兼続)のベストリンクポケモンとなっている。 攻撃範囲・火力とも申し分なく、低めの耐久は特性やブショーパワーで補えば多くの敵に対応可能の万能型。 アニメでは超古代ポケモンの話に巨大なゲンガーと共に登場。アニメ本編ではこのエピソードが初登場だが、 その話より早くオーキド博士のポケモン講座に登場している。強くて人気のあるポケモン故だろうか。 講座ではスプーンを取ろうとしたオーキドの服をテレポートで消し飛ばした。 劇場版『ミュウツーの逆襲』では同じエスパータイプでも圧倒的に上回っているミュウツーの力の差を見せ付けるための噛ませ犬だった。 『ボルケニオンと機巧のマギアナ』では 石塚運昇 氏が演じている。 カードゲームでは第1弾のフーディンが有名。 最終進化ポケモンとしては火力が低めだったが、ダメージカウンターを任意に移動できる「ダメージスワップ」を持ち、 サポート役として強力だった。 『Pokemon GO』では第二世代の追加に伴ってステータスが下方修正されたがエスパータイプの使用率では伝説勢を除けばトップクラスを誇り、 かつてカイリューとカビゴンが跳梁跋扈していたジムが同じポケモンを複数配置できない仕様になった事で出番も増えた。 野生での出現率は低いが第一形態のケーシィは平均的なので時間はかかるが育成は難しくないだろう。 余談だがケーシィは一回でゲットできなかった場合、テレポートの再現なのかすぐに逃げてしまう。 + 進化前のユンゲラーについて 進化前のユンゲラーがモデルとなった先述のユリ・ゲラー氏とのイザコザがあったためか、 カードゲームなどではフーディン系統は殆ど出回っていない。 例え収録された場合でも、最初からフーディンの状態で出せるカードだったり、 ケーシィからユンゲラーをすっ飛ばしていきなりフーディンに進化するという特殊能力を持ってたりもする。 また、ゲームでも、ユンゲラーにかわらずの石を持たせて通信しても進化してしまう。 アニメでも、原作ではユンゲラーを持っていたゲストキャラがアニメではケーシィになっているなどといった例もあった。 そもそもユリ・ゲラー氏が任天堂を相手取って訴訟を起こしたのは、同氏が東京でユンゲラーのカードを発見した事を発端としている。 そのカードに「わるいユンゲラー」の存在や「頭痛を引き起こす」という記述がある事、 さらにユンゲラーのデザイン自体もナチスを連想させる事*1を理由に、 2000年11月に任天堂に約1億ドルの損害賠償を求めてアメリカのロサンゼルス地方裁判所に提訴したのである。 これに対して任天堂側は「ゲラー氏はイギリス在住のイスラエル・イギリス国籍所持者であり、カリフォルニア州の管轄外」と主張。 ロス地裁はこれを受け入れた事により、ゲラー氏の訴えは却下された。 ちなみにこの裁判において、 「任天堂側の弁護士の発言によりゲラー氏の敗訴に導いた」 「ユンゲラーのカードは当時日本でしか正規流通しておらず、連邦裁判所の範囲に該当せず裁判が行えないとして不受理に終わった」 といった話が流れていたが、これらは都市伝説であり、実際にそのような出来事は無かったと言われている。 + 実は言ってない台詞 ゲラー氏「これは肖像権の侵害でしょう」 任天堂「じゃあこうしましょう、このポケモンは超能力を使えます。貴方も使ってみせて下さい」 ゲラー氏「…………」 それから20年後の2020年11月、この件で大きな動きが起きた。 ゲラー氏自ら、自身のツイッターアカウントにて提訴した事を謝罪する文章を投稿されたのだ。 同時にユンゲラーのポケモンカードを出す事についても問題は無いという声明も出された。 そして2023年6月発売の『ポケモンカード151』にて、ついに21年ぶりにユンゲラーのカードが登場、収録を果たすこととなった。 なお、これらは裁判の起きた2000年以降の事であり、裁判前に販売されたポケモン関連商品には関係しない。 例として『ピカチュウ』ではシオンタウン左の草むらで野生のユンゲラーが出現するのだが、 そのユンゲラーのみが『金・銀・クリスタル』でまがったスプーンを持っているなどのお遊び要素があったりする。 あと『初代』ではスプーン曲げという技が、実はゆびをふるのランダム発動でしか使えなかったりするので、 その野生のユンゲラーしか実質使えなかったりと、実にスプーン要素の強いユンゲラーであった。 そもそも『初代』の図鑑では「ある朝、超能力少年が目を覚ますとユンゲラーになっていた」という、元人間であるという衝撃的な内容が書かれていた。 また、『初代』ではユンゲラー以外にもサワムラー(沢村忠)、エビワラー(海老原博幸)といった実在人物モチーフのポケモンも存在したが、 上記の裁判の影響か第2世代以降はこのタイプのポケモンは基本的に登場していない (西郷四郎がモデルのナゲキ、大山倍達がモデルのダゲキなど、名称だけは反映させていない例はある)。 (以上、ポケモンWiki「ユリ・ゲラー裁判」より) MUGENにおけるフーディン レイア・ビゼットの作者であるbakisimu氏の製作したキャラが公開中。 ファイル名は英名の「alakazam」。第5世代のスプライトを使用して製作されている。 原作と同じくスプライトを回転してモーションを作っている他、 原作再現として、高い機動性とLIFE900の紙仕様になっている。 主に「サイケこうせん」や「きあいだま」などの飛び道具が強力な遠距離向けのキャラ。 特にゲージ技「サイコキネシス」は広範囲の投げ技という強力なもの。 他にも、無敵移動技「テレポート」、ゲージ補充技「めいそう」、ライフ回復技「じこさいせい」など、 面白い技を多く備えているが、これらの技はやや隙が大きい。 一方、近接攻撃のゲージ技も発生直前無敵の「れいとうパンチ」、「かみなりパンチ」など比較的優秀なものが揃っている。 しかし、コンボが長く繋がらない技が多いため、相手との距離の取り方が重要。 更新により、メガシンカして全画面+発生中無敵の3ゲージ技「みらいよち」が追加された。 簡易的なAIもデフォルトで搭載されている。 プレイヤー操作(2 12~) 出場大会 MUGEN祭 並盛りシングルトーナメント MUGEN祭 並盛りタッグトーナメント ポケモン風タッグトーナメント 集大成!強ランク1R先取即席タッグサバイバル 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント プレイヤー操作 色々な人達の挑戦(Part46) *1 具体的に述べると、額の星がユダヤ教のシンボルである「ダビデの星」、腹の模様がナチスの武装親衛隊のシンボルマークを連想させるとの事 (後者は、実際には超能力実験で用いられる「ゼナー・カード」が由来と思われるが)。 そしてユリ・ゲラー氏はユダヤ人であり、同民族は第二次世界大戦期においてナチスドイツからホロコーストによる被害を受けていた。 つまり、ユダヤ人のゲラー氏をモデルとしたユンゲラーのデザインが、そのユダヤ人を虐殺したナチスを想起させたのも訴訟の一因となっている。
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《ギミック・パペット-ギア・チェンジャー》 効果モンスター 星1/地属性/機械族/攻 100/守 100 1ターンに1度、自分フィールド上の 「ギミック・パペット」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。 エンドフェイズ時まで、このカードのレベルは 選択したモンスターのレベルと同じになる。 使用キャラクター Ⅳ タグ一覧 ギミック・パペット 効果モンスター
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「ギアチェンジ」は楽曲の途中でハイスピードオプションを変更することである。 概要 beatmaniaIIDX HAPPY SKYから楽曲プレー中でも特定操作をすることでハイスピードが変更できるようになった。 これにより、楽曲の途中でBPM変化する楽曲はハイスピード変更で乗り切るということが可能になった。 言葉の由来はおそらく「速度変更」という点からマニュアル車のギアチェンジをそのまま使ったものと思われる。 DDRではX2より楽曲の開始直後のみハイスピード変更が出来るようになった。 これにより、コースモードでBPMが大きく異なる曲が入っていてもハイスピ設定に困ることは少なくなった。 余談 X2のロケテスト時点では楽曲の最初から最後まで、どのタイミングでもハイスピード変更が可能だった。 ユーザー側からも不評だったようで実装は見送られた。 最終更新:(2020/08/29)
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更新日:2009-04-08 目的 既存ソースのリファクタリングを行うことで、見栄えのよいソースにし、メンテナンス性を向上させる。 また、コーディング規約のような注意事項を設けることで複数の方が開発する場合でもコーディングの ずれが少なくなる。新規で開発する場合も以下の事を踏まえて作成する規約とする 注意事項 1) リファクタリングと高速化の因果関係はありません。ただ、遅延している箇所が特定しやすくなります。 2) 機能追加とリファクタリングは同時に行うことを禁止します。リファクタリング期間を設けて実施すべきである。 3) なるべく、リファクタリングツール等を利用し、機械的にリファクタリングを行う。 4)リファクタリング時はコメントアウト/解除を行うことが多いのでキー操作で行う。 コメントアウト Ctrl + E + C コメント解除 Ctrl + E + U リファクタリングツール(無償) ASP.NET用 http //devexpress.com/Products/Visual_Studio_Addin/RefactorASP/ VB.NET用 http //devexpress.com/Products/Visual_Studio_Add-in/VBRefactor/ コード変換ツール( VB ⇔ C# ) http //www.developerfusion.com/tools/convert/vb-to-csharp/ DBアクセス関連の速度UP 1)SQL文を格納する記述がある場合 String型より、StringBuilder型に格納する 2)WHERE句の記述順序 絞り込める量が多い、条件の厳しいものから先に行う ⇒ 高速UP 3)HAVING句は極力利用しない 4)単純なSQL文でもテーブル別名を付加する ×SELECT id, name FROM user WHERE active=1 ○SELECT u.id, u.name FROM user u WHERE u.active=1 5)1つのテーブルにデータが大量になる場合はテーブルを分ける 6)Fromはレコード数が多い順に並べる ×FROM jusho j, user u ○FROM user u, jusho j 7)BETWEEN句は使えたら使う 8)COUNT(*)よりCOUNT(id)を使う 9)なるべく*は使わない。行を指定した方が速い ×SELECT * FROM SomeTable; ○SELECT id FROM SomeTable; 記述の工夫での高速UP 1) Withブロックを使う 旧) Button1.Text = "Withですか?" Button1.BackColor = Color.LightBlue Button1.TextAlign = ContentAlignment.MiddleRight 新) With Button1 .Text = "Withですか?" .BackColor = Color.LightBlue .TextAlign = ContentAlignment.MiddleRight End With 命名規則 1) 変数名にプレフィックスをつける 型 変換 int i string s bool b double d list lst Combo cmb Form frm Label lbl textBox txt CheckBox chk メンバ m_ 2) 変数名のつけ方 省略前 省略後 意味 message msg メッセージ directory dir ディレクトリ error err エラー delete del 削除 count cnt カウント format fmt フォーマット flag flg フラグ アクセシビリティを意識する Public 同じプロジェクト、他のプロジェクトからのアクセス可能 Proteted 同じクラス、派生クラスからのアクセスのみ可能 Friend 同じプロジェクトからのアクセスのみ可能 Private 同じクラスからのみアクセス可能 ArrayならHashtableを使用する インデックス指定だけならArrayかArrayListを使うのが最適だが キーと値を関連付けたいならHashtableが便利だ。また高速でもある。 速度比較) 16個のアイテムから全アイテムを検索するを1万回ループ Ayyay 94ms Hashtable 172ms 256個のアイテムから全アイテムを検索すると1万回ループ Ayyay 10469ms Hashtable 2906ms HashtableならDictionaryを使用する .NET Framework 2.0ではDictionaryジェネリック・クラス (System.Collections.Generic名前空間) が追加され、より効率的かつ安全にハッシュテーブルを扱えるようになっている 1000000個のアイテム取得 Hashtable 15ms Dicitionary 3ms 全角/半角の変換はStrconvを使用する Replace関数は文字に依存してしまうのでStrConvが便利 × sText = sText.Replace(" ","’") ○ sText = StrConv(sText,VbStrConv.Wide) Debug.Printは残さない 速度に影響するので残さない。 変数の初期化と宣言は同時に行う ×Dim sSayHello As String sSayHello = "Hello World" ○Dim sSayHello As String = "Hello World" 判定の書き方 1)空文字判定 IF text Is Stringempty Then … End IF 2)Nothing判定 IF IsNothing(text) = True Then … End IF 3)空文字でない判定 IF text IsNot StringEmpty … End IF データの存在確認メソッドはBoolean型を使用する ×戻り値をString型で「データ有」などの文字列にしない ○戻り値はTrue/Falseを利用する 長いメソッドや記述は改行する Private Function test(ByVal s As String _ ByVal m As String) String同士の比較はEquals()メソッドを使用する ×If sText = "?" Then ○If sText.equals("?") Then